国税庁では、下記の令和7年9月25日付の文書での案内の通り、個人の確定申告で利用されている「ID・パスワード方式」で使用するID・パスワードの新規発行を10月1日から停止されているようです。
そもそもこの制度はマイナンバーカードが普及するまでの暫定措置で、いずれ廃止される見込みの制度ではあったものの、令和元年あたりから自宅からでもマイナンバーカードなしでe-Taxができる方法として、利用された方も多いと思います。
ただ、この制度自体は、税務署の確定申告相談会場などではもっと以前から職員による申告相談の際には使われていたので、ここでもID・パスワードの新規発行をやめるということでしたら、来年の確定申告の際に確定申告相談会場にマイナンバーカードを持たない納税者が申告相談に行ったら税務署はどう対応するのでしょう?紙の申告書で提出することになるのでしょうか?
いずれにしても、すでに「ID・パスワード方式」の届出をしている方については当面は利用できるそうなのですが、下記の国税庁からの案内文書では、今後これに対する対応に変更があれば改めて案内があるよう記載されています。
参考
・「確定申告書等作成コーナー」で利用する ID・パスワードの新規発行停止について idpw20251001